<tsumuji社 LACQUERS(ラッカーズ) 説明>
いつごろから始めたのか、どちらから言い出したのか、
もう記憶にないほど随分以前から不定期的に行っているプランです。
兵庫県在住のJOKERこと中谷君とのコラボ作品の一部です。
かなり以前から個人的に親しくさせて頂いておりますが
彼を見ていて面白いのは毎回新しい彼の作品を見る度
『なるほど、そうしたか。』
といった具合にどれを見ても素直に入ってくるのですが、
その反面どの作品を見ても自分の中からはおよそ生まれない色であったり形であったりするんです。
だからかどうか、彼の作品に僕の色を載せると
面白いほど馴染むのが今では半ば癖のようになり
毎回機会を楽しみにしているような状態です。
仕事としてはこれほど冥利に尽きることもそうは無いでしょうし
何より彼のような存在にめぐり合えた事は
僕にとって大きな宝だと今も思っています。
少々持ち上げ過ぎましたかね。
color
REBEL-Crappie image
BOMBER Rainbow image
CrankBait Bullcat image
DAIWA Bass Jacker image
究極。
これは簡単に使える言葉ではありません。
変態の域を超えた時、それは究極となり、新生となります。
究極の変態ユニット、『LACQUER`S』
ラッカー塗装に拘る
ジョーカー社とtsumuji社
変態2社が
何かに導かれるかの如く
たまーにセッションし
ユニット化します。
それがラッカーズ。
外人さんがデカールを貼り付けて量産していた柄を
点描で一個一個製作を日本で初めて表現したのが、
tsumuji社デス。
アメリカンなデザインを
日本人らしい表現で細かに表現したtsumujiの点描は
熱狂的なヘッズを多数抱えていて
その理由は実物をご覧頂ければ貴方もそう思うでしょう。
一方
JOKERの独創性溢れるハンドカービングボディは
tsumujiには無いデザインとアクションを孕みます。
ルアー狂い達にしかわからない
王道を知り尽くした上での
王道では出せないルアーアクションだったりするのデス。
釣りキチ三平 のヤマアラシの浮きをご存知の方はそう認識下さいませ。
そのジョーカーボディを
ツムジが塗ります。
ビジネスマンというより
アーティストな彼らの連絡手段はスーパーアナログで
手紙(笑)
この時代に電話を持たない彼らは
手紙でやり取りをしてたりします。
今回は
ザ・ジョーカープラグ節全開の
フラッグシップと云っても過言では無いジョーカープラグの
ストラミンジョーのギザバージョン。
って云っても意味不明デスよネ?www
ジョーカー曰くなんでも
#ジョーストラマー の追悼で産み出されたルアーとか。
ストラマーって
楽器を(技術もなく気楽に)かき鳴らすって意味の英語で
ストラミンはそんな意味。
ジョーはジョーカーのジョー。
対ブラックバス用の楽器=ルアー
だってのが
HeadHuntersフィッシングクラブでは定義なのデスが
そんなバス楽器を
技術抜きで気楽にかき鳴らすジョーカープラグ
って意味でしょうか。
ストラミンジョーは
適当にロッドワークをチョンチョンやるだけで
弱って横浮きになってしまった魚が
ヒクヒクヒラ打ったり
潜ろうとしたけど潜れずに浮いてしまう
=キックバックアクション
を勝手に誘発します。
ヒャッハーなギザリップで
そのアクションが強化
&
よりパンキッシュなルックスへと
そんな
tsumujiとjoker。
似て非なる2社をつなぐは
ラッカー塗装
だからザ・ラッカーズ。
ラッカー塗装はギターやヴィンテージ家具に用いられる
非常に手間と時間がかかる塗装方法です。
深みがある美しい艶と風格が魅力的なのですが
、
ラッカー塗装はウレタン系塗装に比べ、
確実と言って良い程、ひび割れする塗装方法となります。
ラッカー塗装を簡単に説明すると、
最初柔らかく、 長い時間をかけ徐々に性質が変化し、
経年変化し、硬化します。
その際に発生する
ラッカーが
光に焼けて飴色っぽく濃くなっていく様
、
硬化し最終的にクラック現象(ひび割れ)する様、
が、ラッカー塗装ルアーが大好きなアングラーにはたまらない
魅惑のブランドで御座います。
店頭在庫品は作製から長い時間たった物も多く、
ラッカーの硬化は完了しているかと思います。
そこに急激な温度変化や水分の吸収により、
ルアー本体の内部の空気が膨張し
硬化した塗装は膨張できず
もれなく割れると思います。(クラック現象)
また、冬季は乾燥している季節ですし、
ルアー本体内部も乾燥しております。
水面は勿論、湿気の多い場所においても、
ルアー本体内部に湿気が吸着現象により吸収され、
本体が膨らみ、 塗装は硬化の為膨らまず、
結果裂けまし て、ひび割れとなります。
そのまま仕様し続けると木が泥水色に染まります。
これを当店では
『味』
と思っておりますし、
『エイジング』
と思っております。
非常にカッコ良いと思うのは、
イカレタヘッズの感性だけでしょうか?
2社の強烈な個性のクロスオーバー
のほとばしりを
お見逃しなく!!