愛犬と兄弟の様に共に過ごして来た作者さまが創り出すルアー。
このルアーも皆様と兄弟分の相棒になれます様に、
とブランドネームからもビンビン伝わる確かな作り込み。
13cm 1 1/4 oz±
今回は内蔵されたウェイトを排除して浮力を高め
デッド・オア・アライブの特徴的なアクションをクイックにさせたハイフロート仕様。
アルミ箔に魚の顔が罫書かれていたり
目玉はアワビを切り出し貼り合わせ
ブラシペイントカラーは多層の幾層に様々な柄を多数レイヤードに塗り重ね
多面体ボディの各面の柄を変える事でアクション時の色調変化を強調するように
高級アワビが
キャンディ塗装が
クラック塗装が
スケールが、ショアカラーが、スポットが、コーチドッグが、
重なり合うように仕込まれ
生み出される
立体的な色調変化発光が
妖艶な艶めかしさ
を産み出します。
作者曰く
実際の生き物を
仰々しく
大げさに
強調して
イミテートする事で
餌でも疑似餌でも無く
「ルアー」に仕立てている
との事。
写真ではおそらく伝わらないかと思いますが、
このデッド・オア・アライブ(死ぬか生きるか)は
フラットボディがS字に削り出されたカービングの集合体。
ラインアイが背面エッジ中央やや前方に配置されリアに奥ゆかしいブレードが一枚。
腹面エッジラインアイ下方にスプリットリング+トレブルフックが一発。
トーナメントルアーのワッキーリグの様な装いなのに恐ろしく創り込まれた美しいルアー。
シェイキングを入力するとその場でヒラヒラ連続ローリングアクションで
弱って腹を上にひっくり返りそうなベイトフィッシュをイミテート致します。
その際にフラット面にアルミ貼り塗装された面が
手鏡を反射させた様に鋭くチカチカフラッシング致します。
アルミ面に隣接されたクラック塗装がチカチカフラッシングを強調するギミックも。
ややラインを引くと、ニュルッと入水し水中で死にかけベイトの様なヌルーンとしたダートを誘発します。
まっすぐこちらを向いた状態で行うと直滑降で入水しキックバックしその場に戻ります。
細かく連続トゥイッチングすると頭を水中に逆立ちしつつテールだけをクネクネ泳ぐような動きをします。
ここまでつらつらと御託を並べさせて頂きましたが
単純に物凄く格好良いデス。
一目してバディアンドドッグスのルアーだなとわかる強烈な独創性と美しさ。
個人的に趣味嗜好を無視して客観的に、ルアー好きとして見て(るつもり)
伝説的に格好良いルアーだなと思います。
幼少期の自分が見たら衝撃的な程にランカーバスが潜む場所に投げ入れる自分を想像して
鼻血で出血多量で死亡していたかも知れないなって思います。
歌舞いた(傾いた)リアルデザインの世界をこの少ない機会に是非ともお楽しみ下さいませ。