<ブライトリバー松本さんコメント>
ハトメ
回のボートクッションは、伝統的な形を踏襲しながら私らしさを出すことを心がけました。
素材は、ナイロンオックスフォード生地です。
コーデユラ・ナイロン等、強い生地を提案されたのですが、私のイメージは、色のきれいな厚めのシャツ生地。
さすがにコットンはまずいので、ナイロン糸をシャツ生地のように編んだものを選びました。
再度いいますが、発色がいいのです。
水抜き穴
もしもの時に、腕を回して、浮かぶためのテープは、コットンの風合いを持ちながらも吸湿性の低いアクリル素材を選びました。
テープの色は、ブギクラフトさんがブラウンを選んでくれました。
ブライトリバーの製品であることを示すものは、小さな織ネイムだけです。
テープにハトメは、絶対につけたかったのです。
これは、2枚重ねで使うときに、上下で、ずれてしまうからです。
1枚でも使える6~6.5mmの厚さを持たせました。
でも、私は、2枚重ねで使うのです
2枚重ねで使うことを考えて、組み合わせやすい3色を選んだのです。
同じ色を組み合わせるのが安全ですが、どうせなら、違う色を組み合わせるのが楽しいと、私は思いますね。
製作はブギクラフトさんが行いました。
何度も言いますが、50歳も半ばになって、独立し、自ら生地を裁断し、縫ってくれています。
普通なら、えらそうな顔をして、アジアの人たちにメールで指示を出しているような年齢の人。
ベテランが原点回帰のごとくミシンを踏んでいるのです。
面白いですよね。
私の言葉で伝わるか、わかりませんが、このようなものつくりが大好きです。
効率よくなんて、作らなくてもいい。
それぞれの立場の人が一生懸命働いて、一つの商品を作る。
たいへんな作業の繰り返しから、生まれる商品は、とっても平和なボートクッション。
とっても、素敵ですよね?