＜2015年にリリースした時のキングフィッシャーの説明＞
サーフェイスゲームを楽しんでいると、しばしばメタリックブルーの美しい鳥が鋭い飛行で水面ギリギリを滑空する姿を見かけます。その鳥は英名King Fisher(カワセミ)なんて呼ばれる超カッコ良いヤツ。その名の通り獲物めがけて一直線に水面へダイブ＆フィッシュで生計を立てる、ヘッドハンターズの一員デス。このHEAD HUNTERSオリジナルロッド1800mmのスウェルバットカーボンロッドが産み出すルアーの弾道の速さ、鋭さが、まさにKingfisherの様でしたので、憧れと尊敬の念を込めてKING FISHER と命名させて頂きました。
速球投手の球が手元でホイップするかの様な、レイザービームキャストを是非お楽しみ下さいませ。

＜2021年の説明＞
ここからが、今回リリースする、キングフィッシャー“パイパイ”の説明になります。
違いは5点。
ブランク、テーパー、ガイド、PiedPipperロゴ、品種。
一見すると5年前のキングフィッシャーとほぼ同デザインにしましたので同じに見えるかと思います。
でも、違うロッド、新作デス。
まず、ブランク、はアンサンドフィニッシュにしました。
ブランク表面を削ってません。そうするとボコボコします。普通のロッドは削ってツルツルにします。どっちが良いか？どっちも良いんデス（笑）
アンサンドにするとトルクが上がります。トルクってのは筋力みたいな感じデス。
ルアーを鋭く投げる際同じ柔らかさでも支える力が強い感じ。
HeadHuntersは基本的にルアーを高速でライナーでレーザービームの様に投げたいヒトが多いのデスが、
そうするには、ロッドの反発力が必要となります。
でも、反発力だけを追求すると、ビンビンの鉄の棒の様になってしまって、投げ辛くなります。
そこで、ロッドが曲がりながら、その曲り方のまま、手に来る負担は吸収しながら、ロッド全体を振り抜ける、そんな夢のようなテーパーデザインを要求します。
2015年のキングフィッシャーも最高だったんデスが、アンサンドフィニッシュを利用し、パワーは下げたのですが、アンサンドによりトルクを上げて、結果同等パワーにしたら、キャスティングのインパクトの瞬間の時間を長く出来るのではないか？とテストをコツコツと続けておりました。
気づくと早3年ぐらいデスかね？テストを繰り返し、出したサンプルは10本強（笑）。もう元は取れません！
ですが、お金では代えがたい経験をさせて頂き、これまた最高のテーパーに到達したかと思います！
完成して、これは最高だ、と、旧キングフィッシャーと投げ比べていると、、、
あれ？やっぱり旧型キングフィッシャーもすっげー良いぞ？
性格が違うけど、どっちもキングフィッシャーだ、、、ってことに。。。（笑）
そこで、カワセミときたらヤマセミだ、とふと思います。アンサンドのボコボコはヤマセミのシマシマみたいだし、、、。
辞書をひくと、ヤマセミはPied Kingfisher(パイドキングフィッシャー)だと判明。
パイドって聞くと、パイドパイパーって単語がまた頭をよぎります。
ハーメルンの笛吹き男（グリム童話）の事なのデスが、
昔から、イカした連中が使うワードで、ハーメルンの笛吹き男が子どもたちを笛吹で操ってさらった事から、
何かマニアックな魅力を発信して、キッズ達にムーブメントを発生させる際のユニット名で使われてました。
一節によると、「こどもたちは嘘つきや意地悪な人がいない幸せな国に行った」などハッピーエンドとも解釈できるような結末になっている場合もあるようで、
世の中の主流とあまりにも違う、HeadHuntersのロッドシステムの超王道のこのロッドを理解して使いこなせるヒト達は幸せに暮らせるはず、と思い馳せ、命名致しました。
ガイドはあえて退化させました。旧キングフィッシャーに採用したKガイドはフット間が長く、ブランクをコルセットの様に支持しかなり固くするんデス。
今回は曲がりながらアンサンドトルクで支える、がキモなので、ガイドで支えるシステムは排除しました※テストはもちろんしましてKガイドだと変な硬さになった為ボツに
で、ルックスはキングフィッシャーはHeadHuntersが考える王道デザインで置きにいって仕上げた満点ルックスだったので、そのまま採用で、ワンポイントでPiedPiperロゴだけ、インテル入ってる的に入れました。
これも、一応、エジプト神話のハヤブサ神のホルスの目をヤマセミの目にパロってます。
ってことで、カワセミからヤマセミに変化したキングフィッシャー。
から繰り出される、神速のライナーキャストはまるでタオパイパイの放つ丸太ん棒。
パイドパイパーオブキングフィッシャー。HeadHuntersの王道を追求するロッド。

ファラオグリップ×ハンマートーン×キングフィッシャーパイパイはHeadHuntersを体現する金字塔
お見逃しなく！

どんな竿？

鉄？ってぐらい反発の強いロッドなので鉄っぽくシルバーを基調にしました。

今まではメーカーじゃない、一介の釣具屋であるヘッドハンターズは、自らの店名なんて書かないのデスが、15周年を記念したのと、KING FISHERはHEADHUNTERが追求する王道の釣り竿の一つの到達点である、とゆー事であえてロゴにしました。



KING FISHERが放つ水飛沫をイメーシしたキラキラデザイン
＜2015年キングフィッシャーリリースした時のコンセプト＞

2015年、HEAD HUNTERSは大方の予想を裏切り10年間つぶれずに、まさかの10周年を迎えます。

10周年かーとヘッドハンターズみんなで行ってきた釣法活動をホンワカと振り返ってみると、
10年も経ったのにずーっと足りないままの部分が、ぷかーっとルアーの様に浮き出してきました。

蛍光緑のPE、HEADHUNTERSステッカー、プロデザインHEADHUNTERS-ＴEE、、、ｅｔｃ

10周年は次の20周年に向けて、
10年の運営でメーカーさんからリリースされなかったけど、
絶対ヘッドハンターズには必要なアイテム
をリリースしよう。と決めました。

って事で、このKING FISHER って竿を出します。

10年間STAFFのベンジーくんが、愛用したある天才的なカーボンロッドがありました。
ゴリラスティックもバナナもＧ－ＬＵＣＡＳもENJOYも
ヘッドハンターズ別注で様々なロッドを産み出しても、
そのカーボンロッドの繰り出す攻撃力は必要だったのデス。
『メーカーさんが出しそうも無い、局地的需要を別注する』
の観点から6ｆｔのカーボンロッドは別注する必要は無いと思っていました。
でも、10年待っても出ない。どころか、毎年竿は短く、調子はマイルドになる一方。
出ないんじゃない？出すしかないんじゃない？20周年の時もきっと無いんじゃない？
そんな釣り人生、イヤダ！って事でリリース。